コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なもの|二級建築士問題集

二級建築士

Q 11 : 
コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
コンクリートの打継ぎ面は、新たなコンクリートの打込み前に高圧水洗し、レイタンスや脆(ぜい)弱なコンクリートを取り除いた。
2
コンクリートの締固めにおいては、コンクリート棒形振動機を用いて、その挿入間隔を60cm以下として行った。
3
コンクリートの打込みにおいて、コンクリートの打重ね時間の間隔は、外気温が27℃であったので、150分以内を目安とした。
4
気温が低かったので、打込み後のコンクリートが凍結しないように保温養生を行った。
5
特記がなかったので、捨てコンクリートの設計基準強度を18N/mm^2とし、スランプを15cmとした。
解説

正解は3

1-○設問通りに行い、新たに打ち込むコンクリートと一体になるように措置する。

2-○設問通りである。

3-×打重ね時間間隔の限度は一般的には外気温が25℃以下の場合は150分、25℃を超える場合は120分を目安とし、先に打ち込んだコンクリートの再振動可能時間内とする。

4-○コンクリート打ち込み中および打ち込み後5日間はコンクリートの温度が2℃を下回らないように養生する。

5-○捨てコンクリートは特記がなければ設計基準強度は15N/m㎡としスランプは15cmまたは18cmとする。