コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なもの|二級建築士問題集

二級建築士

Q 60 : 
コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
ひび割れの発生を防止するため、所要の品質が得られる範囲内で、コンクリートの単位水量はできるだけ小さくした。
2
軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材は、輸送によってスランプの低下等が生じないように、あらかじめ十分に吸水させたものを使用した。
3
日平均気温の平年値が25°Cを超える期間のコンクリート工事において、荷卸し時のコンクリートの温度は、35°C以下とした。
4
コンクリートの練混ぜ開始から打込み終了までの時間は、外気温が30°Cであったので、90分以内とした。
5
構造体コンクリートの材齢28日圧縮強度推定用供試体の養生は、工事現場における気中養生とした。
解説

正解は5

1-○コンクリート単位水量が大きくなると、乾燥収縮、ブリーディング、打ち込みの後の沈降等が大きくなり、品質、耐久性上好ましくない。

2-○設問通りである。

3-○コンクリート卸時の温度は暑中コンクリートでは原則35℃以下と規定されている。

4-○コンクリートの練混ぜから打ち込み終了までの時間の限度は外気温25℃未満のときは120分、25℃以上のときは90分とする。

5-×構造体コンクリートの材齢28日の圧縮強度推定用供試体の養生は工事現場における水中養生とする。