二級建築士
Q 58 :
鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
径の異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細いほうの鉄筋の径(呼び名の数値)に所定の倍数を乗じて算出した。
D19の異形鉄筋の端部に設ける90°フックにおいて、折曲げ内法直径を60mmとした。
径の同じ鉄筋のガス圧接において、圧接部における鉄筋中心軸の偏心量は、鉄筋径の1/5以下とした。
降雨時のガス圧接において、覆いを設けたうえで、作業を行った。
鉄筋の組立て後、直接、鉄筋の上を歩かないように、スラブや梁に歩み板を置き渡した。
解説
正解は2
1-○設問の通りである。
2-×D19の異形鉄筋端部に設ける90°フックの折曲げ内法直径は4d以上とする。よって設問の60mmでは足りない。
3-○圧接部の膨らみにおける圧接面のずれは主筋等の径の1/4以下としかつ鉄筋中心軸の偏心量は主筋等の径の1/5以下とする。
4-○降雨、降雪または強風のときは圧接作業を中止するが、覆い等の設備をした場合はその限りでない。
5-○設問通りである。