二級建築士
Q 31 :
土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地下水位が低く、良質な地盤であったので、山留め工法として、親杭横矢板工法を採用した。
特記により、砂利地業の厚さを150mmとした範囲においては、一度に締固めを行った。
断熱材がある土間スラブにおいて、防湿層の位置は、断熱材の直上とした。
敷地に余裕があったので、山留め工法として、法付けオープンカット工法を採用した。
地盤沈下を防止するため、地下水処理の工法として、リチャージ工法を採用した。
解説
正解は3
1-○親杭横矢板工法は、小規模~中規模工事に適用され地下水位の低い良質地盤に有効である。
2-○厚さが300mmを超えるときは300mmごとに締固めを行う。300mm以下であれば一度に締固めてよい。
3-×防湿層の位置は土間スラブの直下とする。ただし断熱材がある場合は断熱材の直下とする。
4-○法付けオープンカット工法は比較的大きな根切り平面で浅い根切工事に適する。
5-○リチャージ工法は周辺の井戸枯れや地盤沈下等を生じるおそれのある場合の対策として有効である。