建築物の耐震設計等に関する次の記述のうち、最も不適当なも|二級建築士問題集

二級建築士

Q 119 : 
建築物の耐震設計等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
建築物の剛性率は、計算しようとする方向について、各階の層間変形角を建築物全体の層間変形角の平均値で除した値である。
2
建築物の偏心率は、計算しようとする方向について、各階の偏心距離を当該階の弾力半径で除した値である。
3
建築物の耐震性は、一般に、強度と靱(じん)性によって評価されるが、靱(じん)性が乏しい場合には、強度を十分に高くする必要がある。
4
建築物の耐震設計は、まれに発生する地震(中程度の地震)に対して損傷による性能の低下を生じないことを確かめる一次設計と、極めてまれに発生する地震(最大級の地震)に対して崩壊・倒壊等しないことを確かめる二次設計から構成される。
5
杭基礎において、根入れの深さが2m以上の場合、基礎スラブ底面における地震による水平力を低減することができる。
解説

1 - × 剛性率は各階の層間変形角の逆数を建物全体の剛性の平均値で除した値。剛性率が小さいと、地震荷重を受けた際にその階に変形が集中し、破壊に至る可能性が高くなる。

2 - ○

3 - ○

4 - ○

5 - ○