鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修、耐震補強等に関|二級建築士問題集

二級建築士

Q 69 : 
鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
建築物の最上階又は最上階から複数階を撤去する改修は、建築物の重量を低減できるので、耐震性の向上に有効である。
2
あと施工アンカーを用いた補強壁の増設工事を行う場合、新設するコンクリートの割裂を防止するために、アンカー筋の周辺にスパイラル筋などを設けることが有効である。
3
柱における炭素繊維巻付け補強は、柱の曲げ耐力の向上を目的とした補強方法である。
4
耐震診断基準における第2次診断法は、梁の変形能力などは考慮せずに、柱や壁の強さと変形能力などをもとに耐震性能を判定する診断手法である。
5
耐震スリットを設ける目的の一つは、せん断破壊型の柱を曲げ破壊型に改善することである。
解説

正解は3

1-○設問通りである。

2-○設問通りである。

3-×柱における炭素繊維巻付け補強はせん断耐力の向上を目的としている。

4-○設問通りである。

5-○設問通りである。