環境に配慮した建築設備計画に関する次の記述のうち、最も不|二級建築士問題集

二級建築士

Q 75 : 
環境に配慮した建築設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
我が国において、太陽光発電システムの年間発電量が大きくなるのは、一般に、方位は真南、設置傾斜角度は30度程度で太陽電池パネルを設置した場合である。
2
デシカント空調は、従来の冷却除湿方式の空調に比べて、潜熱のみを効率よく除去することができる。
3
Low-Eガラスを使用した複層ガラスにおいて、一般に、屋外側よりも屋内側にLow-Eガラスを用いたほうが、暖房時の断熱性が高い。
4
タスク・アンビエント照明方式は、一般に、全般照明方式に比べて、室内の冷房負荷が大きくなる。
5
屋上緑化を導入する場合、一般に、葉表面からの水分の蒸発散が大きい植物を選んだほうが、冷房負荷の低減が期待できる。
解説

正解は4

1-○ 設問通りである。

2-○デカント空調は潜熱を除湿器で処理したのち顕熱を冷却処理する方式。省エネにも有効。

3-○屋内側にLow-Eガラスを用いると窓から逃げる暖房熱量を減少することができる。屋外に用いると窓から流入する太陽熱を減少することができる。

4-×タスク・アンビエント照明方式は全般照明と局部照明を使う方法であり、全般照明の方が局部照明より冷房負荷が大きいため全般照明方式よりも室内の冷房負荷は小さくなる。

5-○設問通りである。