建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|二級建築士問題集

二級建築士

Q 69 : 
建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
室指数は、照明率を求める際に用いられる指数であり、室の間口・奥行、作業面から光源までの距離によって求められる。
2
バキュームブレーカは、吐水した水又は使用した水が、逆サイホン作用により給水管に逆流することを防止するために設けられる。
3
成績係数は、熱源機器のエネルギー効率を表す数値であり、その数値が小さいほど効率がよい。
4
アスペクト比は、長方形ダクトの断面の長辺と短辺の比であり、4以下とすることが望ましい。
5
大便器の洗浄方式におけるフラッシュバルブ方式は、連続して使用できるので、多人数が使用する公共建築物などに適している。
解説

正解は3

1-○室指数は室の形による指数で、照明率を求めるために用いる。

2-○バキュームブレーカーは逆サイホン作用により逆流することを防止する器具であり、サイホンを起こす真空部分へ自動的に空気を送り込む構造になっている。

3-×成績係数は空気調和設備の熱源機器のエネルギー効率を表す指標であり、値が大きいほど熱源機器は効率が良い。

4-○アスペクト比は物の長辺と短辺の比率を示す。空気調和設備において角型ダクト断面の長辺と短辺の比は4以下であることが望ましい。

5-○不特定多数の人が連続して使用する建築物には連続使用が可能なフラッシュバルブ方式が適している。