空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはど|二級建築士問題集

二級建築士

Q 21 : 
空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
変風量単一ダクト方式は、一般に、定風量単一ダクト方式に比べて、室内の気流分布、空気清浄度を一様に維持することが難しい。
2
空気熱源マルチパッケージ型空調機方式では、屋外機から屋内機に冷水を供給して冷房を行う。
3
床吹出し空調方式は、通常の天井吹出しよりも冷房時の給気温度を上げる必要があるので、一般に、夏期に除湿を行う工夫が必要となる。
4
ターミナルレヒート方式は、レヒータ(再熱器)ごとの温度調節が可能であるが、単一ダクト方式に比べて多くのエネルギーが必要となる。
5
10~12℃程度の低温冷風を利用した低温送風空調方式は、送風搬送動力の低減が可能であり、空調機やダクトスペースを小さくすることができる。
解説

正解は2

1-○変風量ユニットはエネルギー消費量を低減することはできるが室内の気流分布や空気清浄度を一様に維持するのは難しい。

2-×空気熱源マルチパッケージ型空調機方式では屋外機から屋内機に冷媒を循環させて冷房を行う。

3-○設問通りである。床吹き出し空調方式は天井吹き出しと比べ給気温度が高くなるため除湿を行う必要がある。

4-○設問通りである。

5-○低温送風空調方式は通常の空調方式より低い温度で送風できるため送風量と送風機の搬送動力が低減され空調機やダクトスペースを縮小することができる。