図に示す湿り空気線図中のA点(乾球温度15℃、相対湿度4|二級建築士問題集

二級建築士

Q 58 : 
図に示す湿り空気線図中のA点(乾球温度15℃、相対湿度40%)の状態にある湿り空気及びB点(乾球温度25℃、相対湿度70%)の状態にある湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
B点の空気を、乾球温度14℃まで冷却した後、乾球温度22℃まで加熱すると、相対湿度は約60%になる。
2
A点の空気に含まれる水蒸気量は、同じ量の「乾球温度20℃、湿球温度15℃」の空気に含まれる水蒸気量より少ない。
3
B点の空気を、A点の空気の状態にするには、冷却と同時に乾燥空気1kg当たり約10gの減湿が必要である。
4
B点の空気が表面温度16℃の窓ガラスに触れると、窓ガラスの表面で結露する。
5
A点の空気とB点の空気とを同じ量だけ混合すると、「乾球温度20℃、相対湿度55%」の空気となる。
解説

正解は5

1-○B点の空気を14℃まで冷却すると相対湿度が100%になり、そこから22℃まで加熱すると相対湿度は約60%になる。

2-○A点の水蒸気量は約4.5g/kg 「乾球温度20℃、湿球温度15℃」の水蒸気量は9.0g/kgである。

3-○A点の絶対湿度は約4.5g/kg、B点は約14.5g/kgである。よって冷却時には約10gの減湿が必要である。

4○B点の露店温度は約19℃であるので16℃だと結露する。

5-×A点とB点の空気を同じ量混合するとA点とB点を結んだ中点「乾球温度20℃、相対湿度62%」になる。