換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。|二級建築士問題集

二級建築士

Q 54 : 
換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
居室の必要換気量は、一般に、室内の二酸化炭素濃度を基準にして算出する
2
温度差換気において、外気温度が室内温度よりも高い場合、中性帯よりも下方から外気が流入する。
3
室容積80㎥の居室の換気量が240㎥/hの場合、この居室の換気回数は3回/hである。
4
第2種換気設備は、室内を正圧に保持できるので、室内への汚染空気の流入を防ぐことができる。
5
便所や浴室において、その周囲へ汚染空気が流出しないよう排気機を用いた換気とする。
解説

正解は2

 1-○ 換気に必要な新鮮な空気の量を必要換気量といいCO2の濃度を基準としている。Q[必要換気量]=N[必要換気回数]×V[室の容積]で求められる。

2-×室温が外気温より高いと室内空気の密度は外気の密度よりも小さいので、浮力が働いて圧力差を生じる。したがって上方の開口部から流出し、下方の開口部から流入する。よって設問は間違いである。

3-○ Q[必要換気量]=N[必要換気回数]×V[室の容積]であることから設問は合っている。 

4-○ 5○ 家庭の台所や便所などは排気機を使用する第三種換気法になる。