歴史的な建築物とその様式に関する次の記述のうち、最も不適|二級建築士問題集

二級建築士

Q 52 : 
歴史的な建築物とその様式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
パルテノン神殿(アテネ)は、ドリス式のオーダーによる周柱式とイオニア式のオーダーを用いたギリシア建築である。
2
コロッセウム(ローマ)は、ローマ市内に残る古代最大の円形闘技場であり、ドリス式、イオニア式及びコリント式のオーダーを用いたローマ建築である。
3
サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は、巨大なドームや列柱廊を用いたビザンチン建築である。
4
ピサ大聖堂(ピサ)は、ラテン十字形のプランをもち、交差部に楕円形のドームを架けたロマネスク建築である。
5
ノートルダム大聖堂(パリ)は、側廊の控壁をつなぐフライングバットレスや双塔形式の正面を特徴とした初期ゴシック建築である。
解説

正解は3

1-○

2-○

3-×サン・ピエトロ大聖堂は、後期ルネサンスおよびバロック期に建築された初期のバロック建築である。

4-○ロマネスク建築と1000年から1200年頃までのゴシック建築以前の建築を指す。ロルシュ修道院(ドイツ)等がある。

5-○ゴシック建築はほかにミラノ大聖堂(イタリア)やサン=ドニ大聖堂(フランス)がある。