建築物とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なもの|二級建築士問題集

二級建築士

Q 2 : 
建築物とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
ハギア・ソフィア大聖堂(イスタンブール)は、ペンデンティヴドームを用いた大空間を特徴としたビザンチン建築である。
2
ノートルダム大聖堂(パリ)は、側廊の控壁をつなぐフライングバットレスや双塔形式の正面を特徴とした初期ゴシック建築である。
3
フィレンツェ大聖堂(フィレンツェ)は、頂部へと尖った二重殻の大ドームを特徴としたルネサンス建築である。
4
サヴォア邸(パリ郊外ポワシー)は、中央コア部分以外に間仕切りがなく、外周部が全てガラスで覆われた住宅である。
5
シドニーオペラハウス(シドニー)は、円弧のシェル群によるシンボリックな造形を特徴とした建築物である。
解説

正解は4

1-○ハギア・ソフィア大聖堂は6世紀前半に建てられた前期ビザンチン様式の代表的な建築物である。

2-○ノートルダム大聖堂は13世紀に完成した初期ゴシック様式の建築物であり、バラ窓やフライングバットレスが有名である。

3-フィレンツェ大聖堂の二重殻の大ドームは柱を使わない構造で建てられたルネンサンス様式の建築物である。

4-×サヴォア邸は「ピロティ」「屋上庭園」「自由な平面」「水平に続く連続する窓」「自由なファサード」の近代建築5原則を具現化した住宅建築である。設問はミースのファンズワース邸である。

5-○設問通りである。