電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|二級建築士問題集

二級建築士

Q 48 : 
電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
無効電力を削減するため、誘導電動機に進相コンデンサを並列に接続した。
2
搬送動力を削減するため、送風機やポンプ等の電動機をインバータ制御とした。
3
配電線路の電力損失を少なくするため、負荷電流が大きくなるような電圧で配電電圧を計画した。
4
変圧器の電力損失を少なくするため、負荷に合わせて変圧器の台数制御を計画した。
5
消費電力を削減するため、便所に人感センサーと連動させた照明器具を用いた。
解説

正解は3

1-○無効電力は有効に活用されない電力である。有効な電力との位相差を少なくするために進相コンデンサを並列に接続することで無効電力を削減することができる。

2-○送風機やポンプ等の電動機をインバータ制御にすると流量調節が連続的に行え、搬送電力を削減することができる。

3-×配電線路の電力損失を少なくするためには配電電圧を高くする。電流を減らして電圧を高くすれば電力損失を減らすことができる。

4-○台数制御運転は複数台の機器を負荷状況に応じて運転台数を制御する運転方式である。

5-○設問通りである。