二級建築士
Q 39 :
学校等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、保育室は、乳児用と幼児用とを間仕切りのないワンルームとし、乳児と幼児の人数比の変動に対応できるようにした。
幼稚園において、園児用の大便器のブースの仕切りの高さを1.2mとした。
小学校の敷地内において、環境教育の場として、自然の生態系を観察できるビオトープを設けた。
小学校において、多様化する学習形態に合わせたワークスペースとして、多目的スペースを普通教室に隣接して設けた。
教科教室型の中学校において、学校生活の拠点となるホームベースを、移動の際に立ち寄りやすい場所に設けた。
解説
正解は1
1-×乳児の安全を考慮して乳児用の保育室と幼児用の保育室は分離して配置することが望ましい。
2-○幼稚園の幼児用便所のブースの仕切り高さは、非常時に大人が中をのぞけるように高さ1.2m程度にする。
3-○ビオトープは生物がありのままに生息活動する場所をいう。ビオトープを学校に設置することは、環境教育の教材や場所として活用できる。
4-○多用な学習形態に対応できる多目的スペースを普通教室に隣接して設けることは適当である。
5-○教科教室型はすべての教科を教科ごとの教室で行う形式である。ホームベースを移動の際に立ち寄りやすい場所に設けることは適当である。