二級建築士
Q 29 :
換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
居室の空気中において、一般に、二酸化炭素の許容濃度は0.1%(1,000ppm)であり、毒性の強い一酸化炭素の許容濃度は0.001%(10ppm)である。
換気回数は、室の1時間当たりの換気量を室容積で除した値である
第3種機械換気方式は、室内を負圧に保持し、室外への汚染質の流出を防ぐことができるので、便所などに用いられる。
汚染質が発生している室における必要換気量は、その室の容積の大小によって変化する。
2階建の住宅において、屋内の温度よりも外気温が低い場合、下階には外気が入ってくる力が生じ、上階には屋内の空気が出ていく力が生じる。
解説
正解は4
1-○室内の空気汚染において一般に二酸化炭素の許容濃度は0.1%(1,000ppm)一酸化炭素は0.001%(10ppm)である。
2-○設問通りである。
3-○便所、浴室などの汚染室では室内の空気が外へ流出しないように室内の空気圧を周囲よりも低い負圧に保つため第3種換気(自然給気と機械排気)を行う。
4-×汚染物質が発生する室における必要換気量は室内の汚染物質発生量を(室内許容濃度-外気の汚染質濃度)で除した値をいう。よって必要換気量はその室の容積の大小によって変化しない。
5-○温度差換気の場合温度の低いほうから高いほうに空気が流れるのを利用する。よって設問は正解。