住宅作品に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|二級建築士問題集

二級建築士

Q 27 : 
住宅作品に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、( )内は竣工年、所在地を示す。
1
小篠邸(1981年、兵庫県)は、コンクリートで仕上げられた中庭を挟んで平行に配置された2棟と円弧を描いた増築のアトリエから構成され、敷地の段差を巧みに処理して光を採り込んだ住宅であり、安藤忠雄が設計した。
2
立体最小限住居(1950年、東京都)は、住宅に関する技術・工法の合理主義的発想から、吹抜け空間を設けることで、最小限でありながら空間的広がりを持たせた住宅であり、池辺陽が設計した。
3
スカイハウス(1958年、東京都)は、取替えや位置の変更が可能な「ムーブネット」と呼ばれる設備ユニットを備え、4枚の壁柱に支えられた住宅であり、菊竹清訓が設計した。
4
塔の家(1966年、東京都)は、都市部の狭い不整形な敷地に対し、住空間は極めて狭いながら垂直方向に積層して広がりを持たせた住宅であり、東孝光が設計した。
5
軽井沢の山荘(1963年、長野県)は、1階部分が土台を兼ねた鉄筋コンクリート造で、その上に大きく張り出した片流れ屋根の木造2階部分が特徴の住宅であり、坂倉準三が設計した。
解説

正解は5

1-○設問通りである。

2-○立体最小限住居は戦後工業化、プレファブ化を想定した15坪の住宅である。以下設問通りである。

3-○設問通りである。

4-○設問通りである。

5-×軽井沢の山荘はRC造の1階、2階は木造で大きく張り出す格好になっている。屋根は片流れで広い居間に暖炉があるのが特徴。モダニズム建築を代表する一人である吉村順三の設計。