人口1万5千人のA町。台風の影響で大雨によって大規模な水|保健師問題集

保健師

Q 49 : 
人口1万5千人のA町。台風の影響で大雨によって大規模な水害が発生した。町内の浸水面積は約3割であった。被害状況は床上浸水約1,500世帯、被災住民数は約3,500人で、家屋の倒壊が約200世帯であった。役場の1階にある保健センターも浸水し、町内5か所に避難所と救護所とが設置された。2日目には水は引き始め、4日目にはほとんどの地域で自宅の片付けが開始された。片付け作業を手伝っているボランティアから「被災者は皆イライラしていて、少しでも水に浸かったものはすべて捨ててくれと言う人がいるが、どうすればよいか」という相談を受けた。ボランティアへの助言で適切なのはどれか。
1
「言われる前に捨てましょう」
2
「捨てずに残しておきましょう」
3
「被災者の言うとおりにしてください」
4
「気持ちが落ち着いてから捨てるかどうか決めるように言いましょう」
解説

被災したばかりの時、被災者は多大な心理的負担を抱えている。平常時であれば思わないようなことを口にする事もあるため精神状態が落ち着くのを待って再確認するのが一番適切だと思われる。