Aさん(36歳、男性)。1人暮らし。従業員数300人のI|保健師問題集

保健師

Q 48 : 
Aさん(36歳、男性)。1人暮らし。従業員数300人のIT関連会社に勤務している。残業時間は月平均60時間で、3年前から15本/日の喫煙をしている。運動習慣はなく、昼と夜は外食が多い。会社の定期健康診断で中性脂肪が150mg/dLであった。既往歴に特記すべきことはない。保健師がこの職場の喫煙状況について調査をしたところ、喫煙者は48%で、喫煙者のうち30%が禁煙を希望している。禁煙を希望する者のうち、保健師との面接において禁煙する気持ちはあるがうまくいかないと訴える者が多かった。禁煙を希望する者に対する支援として最も適切なのはどれか。
1
喀痰検査を実施する。
2
肺がん検診の受診を勧める。
3
たばこの代わりにお菓子を勧める。
4
禁煙のためのグループワークを実施する。
5
喫煙の健康被害についてのパンフレットを配布する。
解説

グループワークのように、グループ・ダイナミクスを活用した集団決定を促す方法は、行動変容への効果が高いので、禁煙を希望する者に対する支援としては最も適切といえる。