市内の幼稚園に通う5歳の男児の母親から「幼稚園で子どもが|保健師問題集

保健師

Q 37 : 
市内の幼稚園に通う5歳の男児の母親から「幼稚園で子どもがたびたびかんしゃくを起こし、集団生活になじめていないようです。幼稚園の先生から保健師に相談してみてはどうかといわれました」と保健センターに電話相談があった。男児は、近所の小児科を受診した際に広汎性発達障害の可能性があるといわれた。小児科医は、母親が育児に関する不安を訴えたため、身近な相談先として保健センターの発達相談を勧めた。その後、母親は発達相談のため来所し「最近、息子が言うことを聞かず、よくパニックを起こして手がつけられません。どうしたらよいでしょうか」と訴えた。このときの対応で最も適切なのはどれか。
1
幼児が使う言葉で話すように伝える。
2
男児が嫌がることは避けるよう提案する。
3
どのようなきっかけでパニックを起こすのか確認する。
4
パニックを起こしたときは大きな声で話すように伝える。
解説

発達障害の有無にかかわらず、理由なくパニックを起こすことはないため、パニックに繋がる原因を見極めて、その対策を考えることが大切である。一般的には、先の見通しが立たない状況や感覚過敏がパニックに繋がることがあるといわれている。