保健所で肥満防止を目的とした教室の参加者を対象に、運動と|保健師問題集

保健師

Q 51 : 
保健所で肥満防止を目的とした教室の参加者を対象に、運動と体重変化の関連を調べることにした。対象者は軽度肥満の40歳代の女性300人であり、本人の希望で軽い体操をする群100人(体操群)と中等度の運動をする群200人(運動群)とに分かれ、同じ保健師による集団指導を受けた。教室開始時に体重測定を行い半年後にどれだけ体重が変化したかを調べた。半年間で体重3.0kg以上減少した参加者を減量ありと判定した。体操群で減量ありは10人、なしは90人、運動群での減量ありは50人、なしは150人であった。脱落者はいなかった。運動群の減量効果についてのオッズ比を求めよ。ただし、小数点以下第2位を四捨五入すること。
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解説

運動群の減量効果が起きる確率はp=50/200、起きない確率は1-p=150/200であり、同様に、体操群で減量効果が起きる確率はp=10/100、起きない確率は1-p=90/100である。よって、運動群の減量効果のオッズ=(50/200)/(150/200)=50/150、体操群の減量効果のオッズ=(10/100)/(90/100)=10/90となり、運動群の減量効果についてのオッズ比=(50/150)/(10/90)=3.0である。