山間部にある人口8,000人、高齢化率40%のA町。高齢|保健師問題集

保健師

Q 45 : 
山間部にある人口8,000人、高齢化率40%のA町。高齢者のうち独居者の割合35%。町に急な坂が多く、電車やバスが運行していないため、高齢者は買い物に不便を感じている。保健師が高齢者を対象に健康に関するアンケートを実施した結果、食事回数が1日2回と回答した割合が、独居高齢者では60%、同居者がいる高齢者では30%であった。独居高齢者の食事回数が1日2回であることに対する寄与危険はどれか。
1
2
2
0.5
3
0.3
4
0.26
解説

寄与危険度は、疫学における指標の1つで、曝露群と非曝露群における疾病の頻度の差である。曝露群の発生率から非曝露群の発生率を引いたものが寄与危険度となり、曝露効果の強さを示すことができる。独居高齢者の食事回数が1日2回であることに対する寄与危険=(独居高齢者群における1日2食の発生率)-(同居者がいる高齢者群における1日2食の発生率)=0.6-0.3=0.3である。