人口2万5千人、高齢化率28%のA町。今年度、健康増進計|保健師問題集

保健師

Q 55 : 
人口2万5千人、高齢化率28%のA町。今年度、健康増進計画策定後5年目を迎え、中間評価を行うことになった。保健師が各事業の評価を実施したところ、特定健康診査の受診率と特定保健指導の実施率が目標値を下回った。保健師は、さらに地区ごとに分析を行った。その結果、住民の多くが農業に従事しているB地区の受診率が特に低いことが分かった。B地区の受診率向上のための支援として最も効果的なのはどれか。
1
特定健康診査の受診を呼びかけるパンフレットを配布する。
2
B地区の特定健康診査の受診者を対象とした結果説明会を開催する。
3
地区ごとの特定健康診査の受診状況に関する資料を町の広報誌へ掲載する。
4
生活習慣病予防対策について農業団体と共催で住民が話し合う場を設ける。
解説

住民との話し合いは、健診受診も含めた生活習慣病予防への関心の程度を把握し、住民のニーズに合わせた対策を検討するうえで効果的である。またB地区は農業従事者が多いことから、農業団体と共催することでより多くの地域住民の参加を得られる可能性がある。