Aさん(80歳、女性)。1人暮らし。糖尿病で内服の自己管|保健師問題集

保健師

Q 36 : 
Aさん(80歳、女性)。1人暮らし。糖尿病で内服の自己管理をしながら自立して生活していた。半年前から認知機能が低下して、食べる回数が増え、内服を忘れることが多くなった。隣町に住む娘が同伴して医療機関を受診したところ、血糖値が上昇しており入院となった。入院中のMini-MentalStateExamination〈MMSE〉は22点であった。1か月の入院治療により血糖値は安定し退院が予定された。娘から退院後の生活について地域包括支援センターの保健師に相談があった。Aさんは自宅での生活の継続を希望しているが、娘は仕事があり日々の介護はできないと言う。退院後の生活のアセスメントに必要な情報として優先度が高いのはどれか。
1
本人の経済状況
2
本人の家事能力
3
娘の健康状態
4
娘の勤務先
解説

本人が希望する生活の継続を支援するため、本人の家事能力として、以下について情報収集する必要がある。血糖管理の点から食事作り、認知機能の低下の点から火や水の始末といった家事能力に関する情報である。