人口約35万人の中核市。午前10時、震度6強の地震が発生|保健師問題集

保健師

Q 52 : 
人口約35万人の中核市。午前10時、震度6強の地震が発生し、市は避難所の設置を決めた。家屋の損壊が確認され、多数の死傷者がいると予測された。県と市には災害対策本部が設置された。発災後2週。保健師は、避難所への巡回訪問中に5歳児の母親から「子どもが自分から全く離れようとしない。寝ている間に急に大声をあげて泣き出すようになり心配だ」と相談を受けた。保健師の対応で適切なのはどれか。
1
子どもの心のケアに関する相談窓口を紹介する。
2
避難所の他の子どもと接触しないように伝える。
3
別の避難所に移動するように勧める。
4
様子をみるように伝える。
解説

幼児~学童期における親から離れない、泣くといった反応は、異常な事態に対する正常な反応であり、回復には家族等周囲の人の支えが必要である。子どもの甘えを受け入れ、子どもに安心感を与えるように接するよう母親に伝えたうえで、相談窓口を紹介する。