Aさん(36歳、男性)。1人暮らし。従業員数300人のI|保健師問題集

保健師

Q 49 : 
Aさん(36歳、男性)。1人暮らし。従業員数300人のIT関連会社に勤務している。残業時間は月平均60時間で、3年前から15本/日の喫煙をしている。運動習慣はなく、昼と夜は外食が多い。会社の定期健康診断で中性脂肪が150mg/dLであった。既往歴に特記すべきことはない。衛生委員会に「喫煙室からたばこの煙が流れてくる」、「敷地内で歩きたばこをする人がいる」という投書があり、衛生委員会で職場全体の喫煙対策を検討することになった。最初に行うことで最も適切なのはどれか。
1
喫煙室が設置されている環境について確認する。
2
敷地内に監視カメラを設置する。
3
喫煙者に携帯灰皿を配布する。
4
喫煙室を廃止する。
解説

禁煙者を受動喫煙から守る環境を検討することから始めるのが望ましい。厚生労働省:職場における喫煙対策のためのガイドラインにおいて、職場で問題解決のための具体的な方法について計画を策定することと規定されている。よって、喫煙室の設置環境を確認することは、最初に行うこととして適切といえる。