Aちゃん(6歳、男児)。Aちゃんは保育所に通っている。3|保健師問題集

保健師

Q 431 : 
Aちゃん(6歳、男児)。Aちゃんは保育所に通っている。3歳児健康診査の心理相談で療育教室への参加を勧められたが、これまで2回しか参加できておらず経過観察の対象となっていた。就学予定の小学校で行われた就学時健康診断で、Aちゃんは常に動き回り目立つ存在であった。母親はAちゃんについて元気過ぎる子どもと認識している。その後、教育委員会が主催して関係者と母親とがAちゃんの就学先について協議を行った結果、Aちゃんは地元の小学校の通常の学級に在籍することと、小児専門医を受診することが決まった。受診の結果、注意欠陥多動性障害と診断され定期的に受診することになった。Aちゃんは地元の小学校に入学した。授業中、廊下の人の行き来をずっと見ていることや、前の席の児童にいたずらをして、担任から注意を受けては教室を飛び出すことなどが続いたため、養護教諭、担任および学年主任が参加して校内委員会を開き対応が検討された。Aちゃんの行動上の問題への対応として、養護教諭が校内委員会に提案する内容で最も適切なのはどれか。
1
「席を教室の一番前にしてください」
2
「いたずらに対して放課後に注意してください」
3
「教室のドアに鍵をつけて飛び出しを防止してください」
4
「全地球測位システムを衣服に装着してください」
解説

注意を逸らすものから遠ざけたり、指導者のそばに座らせる事で常に声を掛けたり目を向けたりする対処法が考えられる。その他、自分のいるべき場所をはっきりさせる、規則は言い聞かせるのではなく掲示しておくなども良い環境作りとして考えられている。