Aさん(21歳、女性)。高校卒業後就職したが職場では人間|保健師問題集

保健師

Q 428 : 
Aさん(21歳、女性)。高校卒業後就職したが職場では人間関係が築けず、1つの決められた作業に集中することはできるが、複数の仕事が重なるとパニック状態になってしまうため転職を繰り返した。半年前にAさんは仕事を辞め、最近は自信をなくして自室にひきこもり昼夜逆転の生活となっている。Aさんのことが心配だと母親から保健所に電話相談があった。保健師は母親に来所を勧め、面接を実施した。Aさんは保健師が紹介した医療機関を受診し、後日、Aさんが自閉症スペクトラム障害と診断された。受診から3日後、母親がAさんと一緒に受診結果の報告に保健所を訪れた。母親は障害と診断されたことに戸惑っている様子であったが、30分ほど会話をする中で落ち着き「私がこんなに動揺していてはだめですね。娘のことをもっと考えてあげないといけませんね」と話した。このときの母親への助言として最も適切なのはどれか。
1
「お母さんがしっかりしましょう」
2
「今までの子育てを振り返りましょう」
3
「Aさんとの散歩を日課にしてください」
4
「まずはAさんの病気を受け止めましょう」
5
「Aさんが何に困っているかよく聞きましょう」
解説

病気を知った時、家族は本人を心配すると同時に自己を責める事、メンタルヘルスについて詳しい知識がなく不安を抱えるケースが多い。病気への理解を深めるとともに、障害者本人がどう思っているかを把握して貰う事、理解して貰うことが適切だと考えられる。