人口50万人のA市。A市総合計画の母子保健分野について「|保健師問題集

保健師

Q 384 : 
人口50万人のA市。A市総合計画の母子保健分野について「児童虐待やいじめのない、母と子どもの笑顔があふれる街A市」を目標としている。A市では、保健師が中心となって母子保健計画を新たに策定することとなった。平成25年(2013年)のA市の人口動態統計および母子保健に関する主な状況を表に示す。A市の母子保健計画において取り組むべき重点課題はどれか。2つ選べ。
1
不妊治療の推進
2
特定妊婦の支援
3
妊娠中の母体の体重管理
4
初回妊婦健康診査の早期受診の勧奨
5
1歳6か月児健康診査受診率の向上
解説

特定妊婦とは、出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦のこと。早期の妊娠届出の割合が低いため、出産前に支援が重要だと思われる。特に12週未満は近年の全国平均は9割近く、それと比較してもかなり低い数値である。同じ理由から、初回妊婦検査の受診の勧奨も重要と思われる。