Aさん(27歳、女性)。両親との3人暮らし。大学受験に失|保健師問題集

保健師

Q 372 : 
Aさん(27歳、女性)。両親との3人暮らし。大学受験に失敗し、浪人していたときに幻覚と妄想とが出現し、統合失調症と診断され、3か月間精神科病院に入院したことがある。Aさんは半年前から受診を中断し、ぶつぶつ独り言を言うようになったため、母親が受診を勧めたがAさんは拒否している。対応に困った母親から保健所の保健師に相談の電話があった。1か月後、「Aは受診を再開しましたが、予約した外来日に受診せず、内服も不規則のようです」と母親から保健師に電話で相談があった。母親に確認する内容で優先度が高いのはどれか。
1
残薬数
2
次回の外来予約日
3
家族が代わりに受診できる可能性
4
Aさんの治療に対する父親の理解
解説

統合失調症では、脳内の神経伝達物質の化学的不均衡が、妄想や幻覚症状を起こすと仮説で提唱されており、抗精神病薬の適量の投与で症状の抑制が可能であるとされている。特に薬物療法では、薬をきちんと飲めているかが重要となる。