Aさん(40歳、女性)。特定健康診査の結果は、身長155|保健師問題集

保健師

Q 324 : 
Aさん(40歳、女性)。特定健康診査の結果は、身長155cm、体重70kg、BMI29、腹囲90cm、血圧136/80mmHg、中性脂肪160mg/dl、HDLコレステロール38mg/dl、空腹時血糖95mg/dl、喫煙なしであった。積極的支援レベルに該当したため、保健指導の利用を勧めたところ「運動も嫌いだし、食事も変えたくない。少し太っているかもしれないけれどどこも悪くない」と言っていたが、保健師の働きかけで初回面接の約束ができた。6か月後の最終評価面接では、体重65kg、腹囲85cmであり、Aさんは「何度も挫折しそうになったが、保健師さんに励まされてなんとか続けられた」と話した。Aさんは、翌年の特定健康診査を受診し、身長155cm、体重67kg、BMI28、腹囲86cm、血圧134/80mmHg、中性脂肪146mg/dl、HDLコレステロール45mg/dl、空腹時血糖90mg/dlという結果であった。Aさんへの今後の対応として適切なのはどれか。
1
再度「積極的支援プログラム」の利用を勧める。
2
「動機付け支援プログラム」の利用を勧める。
3
「情報提供」を行う。
4
今年度は支援の非該当であると伝える。
解説

Aさんの腹囲は基準値であるが、BMIは25である。喫煙歴はなく、収縮期血圧130mmHg以上であることからリスク因子が1つあるため、動機付け支援プログラムの対象者に該当する。