Aさん(85歳、男性)。肺癌の終末期である。病院から車で|保健師問題集

保健師

Q 313 : 
Aさん(85歳、男性)。肺癌の終末期である。病院から車で1時間かかる自宅への退院を希望しており、病院の地域連携室から保健所保健師に相談が入った。Aさんは軽度の呼吸困難と骨転移による激しい痛みとがあったが、現在は薬物による疼痛コントロールができている。子どもはなく、妻(80歳)と2人暮らしをしていた。Aさんは家族や近所の友人に看取られて亡くなった。保健所ではAさんの事例をもとに、在宅ターミナルケアの体制整備を図るため推進会議を開催することにした。推進会議の初回の議題で最も優先すべきなのはどれか。
1
在宅ケア支援ボランティアの育成
2
住民対象の終末期に関する意識調査の内容
3
関係機関の在宅ターミナルケアの取り組み状況
4
診療所医師を対象とした緩和ケア研修会の内容
解説

在宅ターミナルケアの体制整備を図るための推進会議には関係機関が参加する。そのため、機関ごとの取組み状況を話し合うことは、最優先の課題といえる。