Aさん(80歳、女性)。1人暮らし。糖尿病で内服の自己管|保健師問題集

保健師

Q 203 : 
Aさん(80歳、女性)。1人暮らし。糖尿病で内服の自己管理をしながら自立して生活していた。半年前から認知機能が低下して、食べる回数が増え、内服を忘れることが多くなった。隣町に住む娘が同伴して医療機関を受診したところ、血糖値が上昇しており入院となった。入院中のMini-MentalStateExamination〈MMSE〉は22点であった。1か月の入院治療により血糖値は安定し退院が予定された。保健師は、この事例への支援を契機に、慢性疾患のために健康管理が必要な独居高齢者の実態に即して支援体制を見直す必要があると考え、自治会役員、民生委員、開業医、介護支援専門員など、地域の関係者を集めて会議を行うこととした。会議において最初に行う保健師の対応で適切なのはどれか。
1
独居高齢者への家庭訪問を依頼する。
2
地域の独居高齢者の個人情報を共有する。
3
慢性疾患の最新の診断法について講義を企画する。
4
健康管理が必要な独居高齢者への関わりの状況を共有する。
解説

住民の協力を得て支援体制を整えるは、まずは課題に関する状況を共有することが必要である。