双極性障害について正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 98 : 
双極性障害について正しいのはどれか。
1
発症率は女性が2倍多い。
2
気分安定薬が用いられる。
3
Ⅱ型では重度の躁状態がみられる。
4
単極性うつ病より遺伝的素因が少ない。
5
同一個人では躁病相の回数はうつ病相の回数より多い。
解説

1-× 双極性障害では発症率に性差はない。発症率が女性が男性の2倍であるものは、うつ病である。

2-◯ 気分安定薬であるリチウムやカルバマゼピンは、躁状態の治療に用いられる。継続的な服薬により、再発を予防する。

3-× 躁病相が中等度以上のものを双極Ⅰ型、軽度のものを双極Ⅱ型と呼ぶ。

4-× 双極Ⅰ型では気分障害の遺伝性要素が大きい。

5-×双極性障害において躁病相よりもうつ病相の方が期間が長い。うつ病相の時に落ち込みが多く、受診の際にうつ病と誤診されやすい。