足部の運動で正しいのはどれか。2つ選べ。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 73 : 
足部の運動で正しいのはどれか。2つ選べ。
1
第三腓骨筋は内がえしに作用する。
2
長母指伸筋は外がえしに作用する。
3
長腓骨筋は横アーチの維持に作用する。
4
長指屈筋は内側縦アーチの維持に作用する。
5
後脛骨筋は外側縦アーチの維持に作用する。
解説

1-×第三腓骨筋は腓骨前縁から第5中足骨底背側に付着し、長趾伸筋・長腓骨筋・短腓骨筋と共に足関節外がえしに作用する。 

2-× 長母趾伸筋は下腿骨間膜から母趾末節骨底に付着し、母趾伸展、足関節背屈に作用する。

3-○ 長腓骨筋は腓骨頭・腓骨外側上部から第1・2中足骨底・内側楔状骨に付着し、足関節背屈・外がえしに作用する。短腓骨筋・底側踵立方靭帯・長足底靭帯・底側足根中足靭帯共に外側縦側弓の保持に関与する。

4-○ 長趾屈筋は脛骨後面から第2~5末節骨底に付着する。足関節底屈・足趾屈曲に作用する。長腓骨筋・後脛骨筋・母趾外転筋などと共に内側縦足弓の保持に関与する。

5-× 後脛骨筋は下腿骨間膜後面上半から舟状骨・立方骨・内外側楔状骨・第2・3中足骨底に付着し、足関節底屈・内がえしに作用する。外側縦側弓の保持には足底腱膜・底側踵舟靭帯・内外側距踵靭帯・底側足根中足靭帯などが関与する。