運動学習について正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 48 : 
運動学習について正しいのはどれか。
1
野球のスウィングは連続的スキルに分類できる。
2
覚醒レベルとパフォーマンスの向上との関係はない。
3
運動技能の向上に伴い運動に対する注意は増加する。
4
前の学習が後の学習を促進することを正の保持という。
5
学習を促すために結果の知識(KR)の相対頻度を低下させる。
解説

1-× 野球のスウィングは運動開始から運動終了までが明らかに分かるため、非連続的スキル(クローズドスキル)に該当する。連続的スキルは運動開始と終了が分からない。例えば自動車の運転などがある。

2-× 覚醒レベルが高すぎると、パフォーマンスは低下する。

3-× 運動学習により運動技能が高くなると、運動に対する注意は少なくなる。

4-× 前に行った学習が後に行った学習を促進することを正の転移という。

5-◯ 結果の知識(KR)は、ある運動を行いそれが成功した結果や、第三者から成功した事を指摘されることで運動学習が促進されるというもの。最近では結果の知識(KR)の頻度を減らすほうが運動後の忘却が少なくてすむという結果がある。