1-○ ナックルベンダーは尺骨神経低位麻痺により、鷲手変形を呈する症例に適応となる。
2-× パンケーキ型装具は脳血管障害により痙性手を呈する症例や、上腕骨顆上骨折によりフォルクマン拘縮を呈する症例に適応となる。
3-× トーマス型懸垂装具は橈骨神経の高位及び低位麻痺により、下垂手を呈する症例に適応される。オッペンハイマー型装具やコックアップスプリントと同様に、手関節背屈を補助する働きがある。
4-× オッペンハイマー型装具は弛緩性手指や橈骨神経麻痺により下垂手を呈する症例に適応となる。
5-× ランチョ型長対立装具は正中神経高位麻痺及び第7頸髄損傷により、母指の対立と母指・示指の屈曲障害を有する症例に適応となる。正中神経低位麻痺では母指内転・第4、5指MP関節伸展障害により猿手を呈し、短対立装具が適応となる。