股関節に屈曲拘縮がある場合に陽性を示すのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 32 : 
股関節に屈曲拘縮がある場合に陽性を示すのはどれか。
1
Bragardテスト
2
Buergerテスト
3
Lachmanテスト
4
McMurrayテスト
5
Thomasテスト
解説

1-× ブラガードテストは先ず下肢伸展挙上テストを行い、痛みが出た角度から少し戻したところで足関節背屈させると、坐骨神経痛や椎間板ヘルニアがある場合には大腿後面に痛みが出現する。

2-× バージャーテストは背臥位で一側下肢を挙上した状態で足関節底背屈を行った後下肢を下垂させると、下肢の循環不全がある場合にはチアノーゼの回復に1分以上かかる。

3-× ラックマンテストは背臥位で膝関節軽度屈曲位で大腿を固定し脛骨を前方に引き出すように動かすと、前十字靱帯損傷の場合は脛骨が前方に移動する。

4-× マックマレーテストは背臥位で膝関節を最大屈曲・内外旋位にした状態から膝関節を伸展していくと、半月板損傷がある場合には関節裂隙にクリック音を認める。

5-○ トーマステストは背臥位で片側の膝関節を最大屈曲位で股関節屈曲していく。股関節に屈曲拘縮があると、屈曲していく側の反対の股関節が屈曲してくる。