脳卒中で小脳皮質から上小脳脚に病巣がある場合にみられやす|理学療法士問題集

理学療法士

Q 26 : 
脳卒中で小脳皮質から上小脳脚に病巣がある場合にみられやすい症状はどれか。
1
感覚障害
2
運動麻痺
3
ジストニア
4
動作時振戦
5
パーキンソニズム
解説

1-× 感覚障害は感覚受容器から大脳皮質感覚野までの間に障害が生じることでおこる。中枢神経系では視床や脳幹の障害によっておこる。

2-× 運動麻痺は大脳皮質第一次運動野から錐体路を通り、筋へ伝わるまでの間に障害が生じることでおこる。

3-× ジストニアは体幹や四肢をゆっくりとくねくねさせるような不随意運動である。大脳基底核の障害でおこる。

4-○ 小脳半球の障害により企図振戦がみられる。

5-× パーキンソニズムは大脳基底核の障害により生じる。安静時振戦・無動・姿勢反射障害などを呈する。