関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーショ|理学療法士問題集

理学療法士

Q 2 : 
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか。
1
頸部伸展
2
頸部回旋
3
頸部側屈
4
胸腰部回旋
5
胸腰部側屈
解説

1-× 頸部伸展は腰掛け座位で行う。基本軸は肩峰を通る床への垂直線、移動軸は外耳孔と頭頂を結ぶ線である。

2-× 頸部回旋は腰掛け座位で行う。基本軸は両側の肩峰を結ぶ線への垂直線、移動軸は鼻梁と後頭結節を結ぶ線である。

3-× 頸部側屈は腰掛け座位で行う。基本軸は第7頸椎棘突起と第1仙椎棘突起を結ぶ線、移動軸は頭頂と第7頸椎棘突起を結ぶ線である。

4-× 胸腰部回旋は座位で行う。基本軸は両側の後上腸骨棘を結ぶ線、移動軸は両側の肩峰を結ぶ線である。

5-○ 胸腰部側屈は腰掛け座位又は立位で行う。基本軸はヤコビー線の中点に立てた垂直線、移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線であり、図は移動軸が誤っている。