筋萎縮性側索硬化症にみられるのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 93 : 
筋萎縮性側索硬化症にみられるのはどれか。
1
筋固縮
2
痛覚脱失
3
測定異常
4
線維束攣縮
5
筋の仮性肥大
解説

1-× ALSでは上位運動ニューロン障害による構音障害・嚥下障害・舌萎縮・筋線維束攣縮、深部腱反射亢進、下位運動ニューロン障害により筋線維束攣縮・筋萎縮・筋力低下・呼吸筋麻痺を呈する。

2-× 運動ニューロンが選択的に侵されるため、通常感覚障害は生じない。

3-× 測定異常は小脳症状であり、ALSではみられない。

4-◯ 上位及び下位運動ニューロン障害により、線維束攣縮・筋力低下・筋萎縮がみられる。

5-× 筋の仮性肥大がおこるのはデュシェンヌ型筋ジストロフィーである。ALSでは母指球筋や前腕の筋力低下から始まり、次いで下肢筋力低下及び筋萎縮がおこる。