頸椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 91 : 
頸椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。
1
女性に多く発症する。
2
60〜70代に好発する。
3
下肢症状より上肢症状で始まることが多い。
4
C6、7間の外側型ヘルニアでは腕橈骨筋反射が亢進する。
5
座位で両肩関節を過外転すると橈骨動脈の拍動が減弱する。
解説

1-× 頸椎椎間板ヘルニアは男性に多く発症する。

2-× 好発年齢は30〜50代の男性に多い。

3-◯ 上肢の症状が多く、頸部から手指にかけてのしびれや、神経根症状として上肢の筋力低下・筋萎縮・感覚障害が出現する。

4-× 外側型では神経根症状を生じやすく、深部腱反射は減弱する。よって、腕橈骨筋反射は減弱する。

5-× 両肩関節を過外転させ、橈骨動脈の減弱をみるのはライトテストで、胸郭出口症候群の検査法である。頸椎椎間板ヘルニアでは、頸椎神経根の疼痛誘発テストであるジャクソンテスト及びスパーリングテストが用いられる。