1-× 催眠療法とは暗示操作によって心理生理学的に特有な状態(催眠状態)を引き出し、治療効果を得ることである。最も古い心理療法であり、精神分析や自律訓練法の源となっている。
2-× 絵画療法は芸術療法(表現療法)の1つである非言語的精神療法である。患者自身の感情を絵に描いて表すことで、自分の問題への気付きや浄化作用をもたらす。
3-◯ 森田療法は神経症理解に基づいて考案された訓練療法である。外科との接触を断つ絶対臥褥期、自然との触れ合いを大切にする軽作業期、自主的に作業をさせる重作業期、周囲に適応するための実際生活期に分けられる。
4-× 精神分析療法はフロイトによって考案され、患者の無意識的な思考や感情を意識化することで、悩みを解決する治療である。目をつぶって思い浮かんだことを話させる自由連想法などによって行う。
5-× 来談者中心療法はロジャーズによって考案され、患者の話に対して傾聴姿勢をとることで患者自身の気付きによって問題解決する治療法である。非指示療法ともいう。