1-◯ Bruce法は運動負荷試験の中でも多段階的に負荷を漸増するプロトコルである。トレッドミルやエルゴメーターで2分ごとに負荷を増やすなど、経時的に負荷を漸増することで運動耐用能を評価する。
2-× 踏み台昇降テストは心拍数を用いて全身持久力を評価する方法である。3分間の踏み台昇降運動実施後、心拍数を3回に分けて計測する。心肺機能の回復能力を把握することができる。
3-× 12分間歩行テストは12分間でどれだけの距離歩けるかをみる運動負荷試験である。最大酸素摂取量の推測に用いられる。
4-× ハンドグリップ法は握力計などを用いて一定時間、一定の負荷で持続的に把握運動を行う運動負荷試験である。固定負荷法とも呼ばれる。
5-× マスターシングルテストは一定時間内に階段昇降を行い、運動後の心電図をみる試験である。運動時間が1分30秒の場合をマスターシングルテスト、3分の場合をマスターダブルテストと呼ぶ。労作性狭心症や不整脈の診断に用いられる。