カナダ式股義足で誤っているのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 37 : 
カナダ式股義足で誤っているのはどれか。
1
ソケットの固定を両側腸骨稜の上部と坐骨の3点で行う。
2
股継手と膝継手を通る線が踵の25〜40mm後方を通る。
3
股継手を正常股関節軸より45°前上方につける。
4
ソケットの懸垂を切断対側の腸骨稜で行う。
5
股屈曲制限バンドをつける。
解説

1-× カナダ式股義足は両側上前腸骨稜上で懸垂し、坐骨結節及び周囲軟部組織で体重支持を行う。

2-× 文の通りである。股継手と膝継手を結ぶ線は踵の後方を通る。

3-◯ 股継手は正常股関節軸より45°前上方ではなく前下方につけることで立位時に股継手が伸展し、立位安定性が高まる。

4-× ソケット懸垂は両側上前腸骨稜で行われる。

5-× 股関節屈曲制限バンドを装着することによって、股関節伸展を促す。