関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーショ|理学療法士問題集

理学療法士

Q 1 : 
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
1
肩水平伸展
2
肩外旋
3
手伸展
4
母指尺側内転
5
小指外転
解説

1-× 肩関節水平伸展の基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線、移動軸は上腕骨である。肩関節90°外転位で測定を行う。図では肩関節90°屈曲位となっている。

2-× 肩関節外旋の基本軸は肘を通る前額面への垂直線、移動軸は尺骨である。上肢を体幹につけて肘関節90°屈曲させ、前腕は回内外中間位で測定を行う。図では前腕回外位となっている。

3-× 手関節伸展の基本軸は橈骨、移動軸は第2中手骨である。前腕回内位で行う。図では移動軸が第5中手骨となっている。

4-◯ 母指尺側内転の基本軸は橈骨の延長上で示指、移動軸は母指である。運動は掌側面で行い、背側に角度計を当てる。

5-◯ 小指外転の基本軸は第3中手骨延長線、移動軸は第5指軸である。中指の運動は橈側外転及び尺側内転とする。