重症筋無力症で正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 89 : 
重症筋無力症で正しいのはどれか。
1
女性より男性に多く発症する。
2
四肢では遠位筋の筋力低下が起きやすい。
3
夕方にかけて症状は軽快する。
4
末神経の連続刺激で振幅の増大がみられる。
5
コリンエステラーゼ阻害薬が用いられる。
解説

1-× 重症筋無力症(MG)は、20〜40代の女性に多く発症する。

2-× 体幹近位筋・上肢伸筋群・下肢屈筋群・体幹近位筋の筋力低下を呈する。

3-× 夕方にかけて症状が増悪する、日内変動がある。

4-× 運動終板のアセチルコリン受容体に対する抗体が生じ、神経筋接合部で伝達障害を生じる障害である。

5-◯ コリンエステラーゼ阻害薬を静脈注射することにより、筋力低下・眼瞼下垂・複視が改善される。