足関節靱帯損傷で最も頻度が高いのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 87 : 
足関節靱帯損傷で最も頻度が高いのはどれか。
1
三角靱帯
2
踵腓靱帯
3
前距腓靱帯
4
後距腓靱帯
5
前脛腓靱帯
解説

1-× 三角靱帯は内果から下方に放射状に走行し、前脛距部・後脛距部・脛舟部・脛踵部から成る。足関節の内側を補強し、外側の靱帯より強靭である。

2-× 踵腓靱帯は前距腓靱帯・後距腓靱帯と共に足関節外側を補強する靱帯である。外側靱帯の中では前距腓靱帯に次いで2番目に損傷しやすい。

3-◯ 前距腓靱帯は足関節外側の靱帯であり、足関節靱帯の中で最も損傷しやすい。足関節の内がえし動作により損傷することが多い。

4-× 後距腓靱帯は損傷頻度が低い。

5-× 前脛腓靱帯は外反・外旋により損傷しやすく、内果・後果の骨折を伴うことが多い。