抗Parkinson病薬の長期投与によって生じうる症状と|理学療法士問題集

理学療法士

Q 84 : 
抗Parkinson病薬の長期投与によって生じうる症状として誤っているのはどれか。
1
高血圧
2
on-off現象
3
精神症状の出現
4
wearing-off現象
5
不随意運動の増強
解説

1-◯ 高血圧ではなく、起立性低血圧を呈する場合がある。

2-× on-off現象とは、長期服用により服薬の効果が不安定な場合に、症状の悪化と軽快を繰り返すものである。

3-× 初期症状として夜間せん妄や幻覚などの精神症状を呈する場合がある。

4-× wearing off現象とは、長期服用により薬の効き目が持続しなくなり、症状の日内変動がみられるものである。

5-× 初期症状として口や舌のジスキネジー・舞踏様運動などの不随意運動がみられる場合がある。