心筋梗塞の合併症として誤っているのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 75 : 
心筋梗塞の合併症として誤っているのはどれか。
1
心室頻拍
2
下肢静脈瘤
3
肩手症候群
4
僧帽弁逆流
5
心室中隔穿孔
解説

1-× 心室頻拍は発症後数時間以内にみられ、危険な不整脈である。

2-◯ 下肢静脈瘤は心筋梗塞の合併症ではない。長時間の立位保持や筋活動により、下肢静脈弁に機能障害を生じることで発症するものである。

3-× 肩手症候群は心筋梗塞・脳梗塞・外傷後に数週間〜数ヶ月に渡って上肢の疼痛や炎症がおこるものである。

4-× 僧帽弁逆流は心筋梗塞発症後に乳頭筋断裂がおこることにより発症する。

5-× 心室中隔穿孔は冠動脈の閉塞により、重症例では多臓器不全を呈するものである。左冠動脈前下行枝に多い。